寄せ集められた小さな話の数々。やがてまさかの感動のフィナーレへと突き進んでいく!?
ある女は、【秘密は大事に、なるべくたくさん持て】と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。
ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで“南”を目指す旅に出る。
ある少年は、成り行きでついた【嘘】をきっかけに、やっとできた友だちから“いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。
ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。
そして、日々なんとなくアルバイトに勤しむひとりの少年は、“ある事件”が海の向こうの国で起こったことを知る―
孤高の天才と称される人気漫画家、大橋裕之の幻の初期作品集『ゾッキA』『ゾッキB』に収録された珠玉の作品たちを、日本を代表する俳優であり、クリエイターとしても異能を示す、竹中直人×山田孝之×齊藤工という三人が共同監督を務め、一本の長編映画としてまとめ上げた。
この破格のプロジェクトに“寄せ集められた”のは、日本を代表する眼福豪華な出演者たち。音楽はCharaが担当。また大橋裕之の生まれ故郷であり、原作が生まれた「聖地」でもある、愛知県蒲郡市が全面支援を行った。
異能だらけのスタッフ&キャスト陣で贈る、至上の愛と面白味に溢れた人間模様。ありふれた日常や等身大の人生で巻き起こる、時にシュールで、時にリリカルな、不思議な笑いと多幸感。
ヒューマンコメディ?体験映画?いや、『ゾッキ』は『ゾッキ』である―
まったくカテゴライズ不能。この映画は『ゾッキ』という新しいワンジャンルであり、原作の世界観を丸ごと詰め込んだ宝箱のような奇跡の実写映画であることをご覧いただいた方々は確信するだろう。